事務所より
辻 良岳
本染めの手ぬぐいで、よく聞かれることに
「なぜ 1枚から作れないのですか?」
ということがあります。
正直な話をすれば、作れなくはないです。
東京や京都では、一枚を技で丁寧に染め上げている
職人さんがいらっしゃいます。
ただ、すごく高いです。もう工芸品の枠を超えて、芸術作品ですので。
一般的な柄の手ぬぐいを100枚作るよりも、もしかしたら1000枚つくるよりも
高くなるかと思います。
その仕事を、通常の本染めをしている職人が受けてしまえば、
その仕事にかかりきりで、工場はたちまち廃業です。
通常の工場と同じで、1日あたりの稼働率が非常に大切なのです。
本当は20枚でも厳しいのが現実ですが、そこは職人さんに頑張ってもらっています。
オリジナルの本染め手ぬぐいなら、20枚以上
20枚未満ならインクジェット染料プリントで とご検討いただければと思います。
神野織物株式会社 辻