このブログで注染(本染め)の手ぬぐいのお話は何度かしましたので、今回はプリント手ぬぐいについてお話しいたします。
プリント手ぬぐいは、均一できれいな仕上がりになるため、データ通りのデザインをそのまま再現したいというお客様におすすめしております。
ですがここで見落としがちなことがあります。
それは、いくら綺麗なデザインができるとは言っても、プリントするのは「布」ということです。
特に、コンピューターでデザインをされている方は、拡大縮小をしながら細かい部分まで作りこまれることがあると思います。
モニターで見ていると気づきにくいのですが、できあがったデザインをいざ実寸表示にしてみると、せっかく作りこんでいた部分が思った以上に小さかった、ということがありまんか?
手ぬぐいは、紙と違って目の粗い布にプリントするため、紙ほどにデザインを再現出来ません。プリント手ぬぐいのほうがデザインが綺麗にできる、というのはあくまでも本染め手ぬぐいと比較した時のお話です。
では、どういうところに気をつければいいかともうしますと・・・・
プリント手ぬぐいの場合は線の表現にも二通りあります。
ひとつは、白い場所に色のついた線。
もうひとつは、色のついた場所に白い線。
両者は同じようで、大きく違います。
なぜなら、手ぬぐいにプリントする時は、若干なりとも「滲み」ができるからです。
白い場所に色のついた線の場合、滲むと線が太くなります。
逆に、色のついた場所に白い線の場合、周りの色が滲むことで、白い部分が潰れる可能性があります。
デザインをされるお客様に、線の巾を「1mm」確保して下さい、と申しますのは上記の理由からです。
文字を使う際には、文字の線の太さや、文字の隙間なども同様に1mmの余白が必要となります。
(神野織物の「織」のように画数の多い文字などにも注意が必要デスネ・・・)
ステキなデザインが仕上がりましたら、ぜひとも「実寸確認」をしてみて下さい。
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