FROM 辻 良岳
吹田事務所より、、、
夜中に、会社の携帯が鳴り響きました。
03からはじまるので東京からでした。
電話にでると、ちょうど五分前にメール返信したお客さんからでした。
夕方に、「実は、今、勤めている会社を退職するんです。在職中はお世話になりました。」
とご丁寧に退社の挨拶と、後任の方についてもご連絡で頂きました。
実は、このお客様には昨年に、本染め手ぬぐい(注染手ぬぐい)をご注文いただいたのですが、
私の確認不足から、ギリギリの納品になってしまい、ご心配をかけてしまいました。
ただ、お電話で、
「制作した本染め手ぬぐいは、海外のギャラリーで配り、海外の方に大好評でした。」
と嬉しいお言葉を頂きました。
その方に、昨年ご注文いただいた本染め手ぬぐい(注染手ぬぐい)は、
本染め手ぬぐいなのですが、日本の柄(青海波etc…)ではなく、
日本人の感性とは違う外国の方がデザインされたような柄だったのです。
そこで、思ったのが、
「外国の方は、はたして、日本の柄を求めているのでしょうか?」ということです。
海外の方に向けて販売されている手ぬぐいとかを、よくチェックしているのですが、
ほとんど 富士山とか着物の女性、写楽みたいな日本絵ばかりです。
多色で、日本絵をそのままプリントしたような柄。
もちろん、その柄も、日本絵が好きな方には、喜ばれているのでしょう。
しかし、他にも、同じように海外の方に配られたお客様もいらっしゃるのですが、
「大変好評でした。」とのことで再注文いただいた方は、外国の方がデザインされたような柄が
ほとんどだったのです。
おそらく、海外のお客さんは、日本らしいデザインだから、手ぬぐいを買うのではなく、
日本にしかない生地と、日本にしかない注染の柄の出方に魅力を感じているのでしょう。
デザインの好みというのは、その国の人の感性に大きく基因するものですから、
ヨーロッパの人には、ヨーロッパの人の感性に合うデザインで、生地や柄の再現技法は、
日本独自のものが、喜ばれるのかもしれません。
「和」が世界的に流行になっていますが、なんでも和のものにしてしまうのはなく、「カリフォルニア巻」しかり、
「和」の製品や技術と「洋」のデザイン、そんなハイブリッドな手ぬぐい素敵ですよね。
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手ぬぐい神野 辻良岳