今回の記事は、オリジナル手ぬぐいを製作する方は必ず理解しておくべき内容です。
注染の手ぬぐい製作や、写真製版のプリント手ぬぐいを製作する際は色指定やデザインデータ製作でたくさん注意するべき事がありますが、今回は手ぬぐい製作全般でわかっておかなければいけない基本的な事を8つご紹介します。
1.手ぬぐい生地は両端が切りっぱなし(縫製されていないのが普通)。
→緊急時に裂いて包帯や鼻緒に使える。乾きやすくする。などの理由。
2.本染め(注染)でもプリントでも1色につき1版、版(型)が必要。
→デザインに3色使用している場合3版分料金が必要。
※手ぬぐいの場合、プロセスカラー(CMYK)ではなく特色指定。
3.注染だけでなくプリントの場合でも100%指定色通りに仕上がる事はまずない。
→特殊染色のため、工程上100%同じ色に仕上げるのは不可能。
4.基本的に細かいデザインの場合や多色の場合はプリント手ぬぐい。
→本染め(注染)では滲んだりかすれたりしてしまう上に型代が高価になるため。
5.本染め(注染)手ぬぐいの場合、滲みやかすれ等が多少は必ず生じる。
→職人が綿に手染めで製作されるため大なり小なり滲む。 手ぬぐい滲みやかすれについて。
6.本染め(注染)手ぬぐいはプリントと違い版代(型代)がデザインによって大幅に変わる。
→型(版)の製作は複雑なデザインになればなるほど時間と技術が必要になるため。
7.プリントでも本染め(注染)でも蛍光色や夜光色、金銀等、再現できない色がある。
→蛍光や夜光、金銀は顔料プリントや注染の染料では作る事ができない色。
8.オリジナル手ぬぐいの納期は工程上、最低2週間、通常は3週間前後の期間は必ず必要。
→型製作・染め・洗い・乾燥・検品・袋入れ・発送など多工程のため。※動画ギャラリー参照。
以上。
まだまだたくさんありますが、最低限理解しておくべき事項を8つご紹介しました。
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