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手ぬぐい製作の知識

手ぬぐい生地のサイズについて -文(総理)・岡・特文・特岡生地の幅と長さ-

手ぬぐい生地のサイズについて -文(総理)・岡・特文・特岡生地の幅と長さ-


手ぬぐいの生地サイズ

手ぬぐいのサイズはインターネットで検索しても正確なものはヒットしません。

なぜかというと、綿の生地は少しでも引っ張ると伸びますし、シワが入ると小さくなり染色すると少し縮みます。
そのため、計測する時の手ぬぐいの状態よって手ぬぐいのサイズに誤差(幅は1cm程度、長さは数cm)は生じますし手ぬぐいの晒生地を製造しているメーカーによっても多少サイズが違うなど、曖昧です。

正しいサイズをご紹介したいのですが、規格が曖昧なため、今回は手ぬぐい神野で取り扱っている手ぬぐい生地のサイズをご紹介します。
※私の知っている限りどこのメーカーも大体同じです。

文(ぶん)・・・・・・サイズは生地巾が約34cm。
20番手の太めの糸でやや目の荒い生地です。生地が厚め目が粗いので吸水性・通気性があります。

岡(おか)・・・・・・サイズは生地巾が約35cm。
30番手の細めの糸で目の細かい生地です。やわらかい風合いがでます。文生地に比べ細かい柄を表現しやすい生地です。

特文(とくぶん)・・・サイズは生地巾が約35cm。
太めの糸で文より少し目の粗い生地です。他の生地に比べしっかりした印象です。

特岡(とくおか)・・・サイズは生地巾が約36cm。
細めの糸で岡より少し目の細かい生地で、滑らかで上質な雰囲気の肌触りにです。

手ぬぐい生地の幅は上記のようにそれぞれ決まっていますが、長さは一般的には90cmですがロール状の生地をハサミでカットするため、半分の45cmや倍の180cmなど、好きなサイズにカットできます(剣道で使う面タオルなどは100cmが一般的)。

生地の厚みは、私の主観ですが「岡→特岡→文→特文」の順に、特文生地が一番厚みがある印象です。

細かいデザインを注染で表現したいのであれば岡や特岡生地、しっかりした厚みや通気性がほしいのであれば文や特文生地がおすすめですが、実際にどの生地を使えばいいのかはデザインや用途次第で変わりますので、判断できない場合はお気軽にスタッフまでご相談下さい。

過去記事:「文生地(総理)と岡生地」オリジナル手ぬぐい製作時の生地の選び方 も併せてご覧ください。

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