みなさんこんにちは。伊藤です。
今回は今までの本染めと離れ、インクジェットプリントについて営業の西側さんにお話しを伺ってまいりました。
伊藤)今回はインクジェットについてお聞きしたいと思います。よろしくお願い致します。
西側)よろしくお願いします。
伊藤)まずインクジェットプリントではどのような特徴が表れるのでしょうか
西側)フルカラーや写真、グラデーション、多色の入ったデザインに対して使われます。
具体的には風景画や水墨画、写真などの再現が可能です。
アニメキャラクターのような細かい線を再現することもできます。
また機械でインクを吹き付けていくため、顔料プリントのような型がないのも特徴の一つです。
伊藤)インクジェットなら本染めと違い色のブレとかもでないんでしょうか
西側)色のブレはあります。赤系統の色が出やすくなる特徴があるので、青系統の色が色合いによって紫っぽく変化してしまうこともあります。
伊藤)インクジェットではどういう工程があるのでしょうか。
西側)工程としては
①専用の機械で生地にプリントしていく
②熱処理加工により色を生地に定着させる
③蒸し洗いする
④乾燥させる
⑤布を裁断し整える
という工程になります。
伊藤)手触りは他のプリント方式と同じなんですか
西側)顔料プリントのように、プリント面が固くなることがないため、手触りは良いですね。
伊藤)機械でプリントするとのことですが、そうなると本染めのように工場によって技術的な違いがでることもなさそうですね
西側)そんなことはないですよ。
印刷工場の中でもインクジェットプリントに対応している工場は少なく、そのなかでも綺麗にプリントしようとするとさらに絞られてきます。
機械だから差が出ないわけではなく、その設定方法や調整に職人の技術が表れてきます。
伊藤)インクジェットの場合、オリジナルでデザインするときの注意点などありますか
西側)本染めや顔料プリントに比べればだいぶ細い線でもでますが、あまりにも小さすぎると厳しいですね。
伊藤)もし注文するとしたら、何枚から作れますか?
西側)型を作る必要がないため1枚から可能です。(割高にはなりますが・・・)
伊藤)本日はありがとうございました。
西側)ありがとうございました。
お話しを聞いて、インクジェットの最大の特徴はその再現性にあるのだなと思いました。本染めのような線幅の制限もなく、思い出の写真やイラストにより、手ぬぐいを作ることも可能というのはとても魅力的に感じます。
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