こんにちは
伊藤です。今回は、注染染め手ぬぐいにおけるデザイン上の注意点についてコチラの剣道手ぬぐいのデザインを見本に4点書いていこうと思います。
目次
~注染の線幅~
1.注染であればデザインの線幅2mmが必要になります。
それはなぜかといいますと、染める際、染めない部分(白抜き部分)にペースト状の防染のりをつけて、色が入らないようにします。
そこから染料を注いで染め上げていきますが、どうしても染料がしみ込んで本来の線幅より細くなってしまいます。
その際に、線がかすれたり、消えてしまうことを防ぐために2mm必要だということです。
※線と線の間の部分も、防染のり同士がくっつかないように、2mmあけておく必要があります。
~色の差仕分け~
2.2色以上使って染める場合、別の色どうしの間に1cm以上の幅が必要となります。
なぜかといいますと、色同士が混ざらないよう防染のりで土手を作る必要があり、その土手のために1cmはあけておく必要があるそうです。
この場合、5mmでも土手を作れなくはないのですが、やはり土手の幅が狭くなるにつれて色が混ざる可能性は高くなるとのことでした。
~デザインの範囲~
3.デザインするうえで、名前などかけたくない部分については2cm内側におさめる。
手ぬぐいは布製品のため、伸びたり縮んだりすることがあるみたいです。
例えば、90cm×35cmであれば36cm幅になったり、34cm幅になることもあります。
そこで、範囲ギリギリに名前などをおいてしまうと文字の一部分がかけたり、にじんだりすることがあるみたいです。
4.柄や色部分などは2cm超える必要があります!(ややこしいですよね)
というのも、35cmから36cmに伸びたときにですね
35cmぴったしにデザインしていると、伸びた1cmが何もないとか起こります。
そのため、に2cm以上は足しておく(これを塗り足しといいます)ことが必要になってくるそうです。
以上が注染手ぬぐいをデザインする際に意識すべき基本的な事項です。
僕自身、実務に携わるうえでかなり気を遣う部分ではありますね。
今回はこの三点の再確認になったかなと思います。
もし、デザインしたいけどイラストレーター持ってない!実際自分ですると難しい!という方も、当社がデザインや調整することも可能です。
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