みなさんこんにちは
今回は型代についてお話したいと思います
部長に聞くとやはり、初めてのお客様は型代で驚かれることが多々あるみたいです。
なので、今回は型代というのはどういうものかについてお伺いしました。
デザイン業界ではよくあることなのですが、デザイン費や技術料というものがかかってきます。たとえばオリジナルキャラクターを一からイラストレーターにお願いすると2万円3万円とかかりますし、腕のいい人なら10万円以上かかってくることもざらにあります。
はたしてこれらは高いのでしょうか。
私はこれらの金額は妥当な額だと思います。
それはなぜかというと、その商品の性質にあります。
たとえばシャンプーひとつ600円には
原価として、ボトル代、成分、輸送コスト、人件費などなど細かいコスト+利益分として販売価格が決まると思います。
これは僕の想像ですが、おそらく高いと感じる人はこの原価がほとんどかかってない(電気代、紙代はあるにしても)のになんでこんなにかかるんだと思っているのではないでしょうか。
そこで技術料やデザイン費という性質を考えてみます。ただ絵を描くだけと思われるかもしれませんが、このただ絵を描けるようになるために、イラストレーターは何年もかけて日々努力し、技術をあげてきました。
もちろんそれは、本人が好きでやっていることでしょうが、その技術は何年分という時間をかけて培った技術です。
その技術に対するお値段なんですね。
型代の場合もそれがかかってくるのだそうです。
手ぬぐいは日本の伝統と呼ばれるだけあり、やはり職人芸のようですね。
まず型は、型紙という特殊な紙を切ってつくるのですが、デジタルイラストと違いひとつでも間違うと全部やり直しになってしまいます。
部長いわく、それは切り絵のようなものだとのことです。
切り絵も最後の最後で間違えたら全部やり直しになってしまいますからね。
デザインが単純なものであればよいのですが、複雑になればなるほど失敗のリスクも高く繊細な技術が必要になってくるそうです。
デザインによって値段の上下が出てくるのはこのためみたいですね。
なかなか納得しがたいところもあるとは思いますが、そういうものと考えていただいて、僕もデザイナーの端くれではありますが良いものをお客様にお渡しして、納得していただけるよう精進していきたいと思います。
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